27日(日) 新日曜美術館で、「いのちに触れた筆 日本画家 高山辰雄」が放映された。 ”平山郁夫”と共に私の大好きな画家だ。
17,8年も前になるだろうか。八代の未来の森ミュージアムで、高山の画と始めて出合った。100号ほどの絵で 「抱く」 と題してあった。 展示室の置くの絵の前に足が止まった。 どれほどの時間佇んでいたのだろう。なんとも言えない宇宙のようなバックの中に、子どもを抱いた女性が溶け込むような感じで描かれている。私は期間中、3回ほど訪れ、その絵の前から離れることができなかった。
それから数年後、大分で「高山辰雄展」が開かれるのを知り、夕方の電車で急遽大分へ。途中、夕焼けに染まったピンクの阿蘇山に感動しながら、夜8時過ぎ大分駅に到着。駅前の小さなホテルに泊まった。
翌日、早速「大分県立芸術会館」へ向った。 館内いっぱいにデッサンから、作品を年代順に展示してあった。
私みたいな素人にはとっても見やすい展示法だと思った。先ず最初は初期の作品。私の中の「日本画」の概念に最も近い作品だが、「浴室」など、バックは具体的なものは何も無く,湯気が漂っている雰囲気に驚いた。
中期の部屋に行くと、「これが日本画?」と目を疑うような作品が並んでいる。「何かに似ている」と思った。思い出した! ゴーギャンだ。ゴーギャンを髣髴とさせる鮮やかな色使い。こんな時代もあったのか!
後期の部屋。ここには私の大好きな絵がズラリと並んでいた。「抱く」を始め、「食べる」、「街角」etc. 多くの時間をこの部屋で過ごした。
「高山辰雄」の宇宙の中に漂い、満足感いっぱいで帰途についた。
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